こんにちは、あっきーです。
FXでトレードするに当たり、必ず環境認識ってしますよね?
今回はドル円の12ヶ月足を分析したいと思います。
その環境認識でよく使う「フィボナッチ」系ツールと「エリオット波動」を使って分析していきます。
今回使うものは
- フィボナッチ・リトレースメント
- フィボナッチ・エクスパンション
- エリオット波動
の3つです。それでは早速内容に入っていきましょう。
ドル円(USDJPY)の歴史
その前にチャートに歴史的なイベントを落とし込んでみました。
色々あって1ドル360円の固定相場から、1985年のプラザ合意から一気に120円まで円高が進みましたね。
過去最大の円高としては2011年10月31日の1ドル=75円32銭を記録してます。
ドル円の最高値と最安値にフィボナッチ・リトレースメントを引く
それはさておき、このチャートの360円から75円にフィボナッチ・リトレースメントを引いてみます。
このように360円と75円の間をフィボナッチの%で区切った水平線を引いてくれます。
フィボナッチ・リトレースメントのそれぞれのラインと値動きが連動していますね。
ローソク足のヒゲや実体がそのラインで止まっています。
引いたフィボナッチ・リトレースメントが有効か確認する
75円まで下げる過程でも、なぜか節目節目のラインで実体が確定したり、ヒゲ先が当たっていたりしているので、この引き方は有効だと思います。
この場合、360円から75円の下げに対して、どれだけ戻すかを予想するのに使います。
2023年のドル円の終値はまさに23.6%付近で実体が確定しています。
この上に抜けてしまうと、下の図の①が次の38.2%のラインである180円付近がターゲットになってきそうです。
ただ、その前に②、③のあたりも意識されるとは思いますが、今回はフィボナッチにフォーカスしますので割愛します。
ドル円のエリオット波動をカウントしてみる
左側の下降にエリオット波動をカウントすると、上の図のようになると思います。360円から75円までの下降5波カウントできると思います。
また、最安値からは調整のABC波といえます。まさに今の位置はC波進行中と見ています。
「ドル円」がどこまで上がるか(円安になるか)
このABCの修正波がどこまで行くか?皆さん気になりますよね!
結論は「わかりません」。
なぜなら大きな流れはニュースや経済状況(ファンダメンタル)が作っていくものだからです。
2024年はアメリカ大統領選挙があったり、最近では台湾の選挙もあったばかりです。
話しはそれましたが、テクニカル的にどこまで上がりそうかを把握しておきましょう。
大きなファンダメンタルが出たときに、その流れがどこまで続くのか?という目安になります。
しかもそのニュースはいきなりやってきますので、常に準備しておきましょう!!
A波、B波にフィボナッチ・エクスパンションを引いてみる
フィボナッチ・エクスパンションを引いてみます。
下の図で言うと、A波の始点が①、A波の終点が②、B波の終点(=C波の始点)を③となるように引きます。
フィボナッチ・エクスパンションの161.8%とフィボナッチ・リトレースメント38.2%が重なっている180円付近は重要なレートになりそうです。
ちょうど152円ぐらいが100%のラインに当たっていることも興味深いですね!
実際にはアメリカの利下げなどがあり、そこまで円安になることはないようにも思います。
為替相場は大きく見ればレンジなことも多いので、このまま152円~100円あたりのレンジ相場になるのか注目していきたいですね。
まとめ
今回はドル円の12ヶ月足について分析してみましたが、いかがだったでしょうか?
今回使ったツールは
- フィボナッチ・リトレースメント
- フィボナッチ・エクスパンション
- エリオット波動
の3つです。
レートがどこまで上がり続けるのか?下げ止まったらどこまで戻すのか?などの予測に使えると思います。
そのラインピタピタにレートが止まるということはなかなかありませんが、この知識を入れておいて損はないと思います。
日足、4時間、1時間足などもっと短期で引いてトレードに活用する方法もまた書いてみます。
それではまた。